バレンシアガ（BALENCIAGA)は、フランスの一流ファッションブランドです。
バスク系スペイン人「クリストバル・バレンシアガ」により1914年に設立されてから100年以上となりますが、
今もなおファッション界のカリスマ的ブランドとして君臨しています。
クリストバル・バレンシアガはスペイン人の家系に生まれた男性で、彼自身の母親からドレスメイクを習い、
その後独学で裁断や縫製を学びました。
1900年代初めにマドリードの仕立て屋で修行をした後にバレンシアガを創設しました。
その後、パリ・オートクチュール・コレションに参加し、スペインファッション界をリードする存在になりました。
しかし、1930年代のスペイン内乱により本拠地をパリに移す事となります。
高い縫製技術を存分に生かしたシンプルで優れた芸術性のあるファッションデザインは、
ファッションブランドで有名なデザイナーをも虜にしてきました。
彼を高く評価する一人、ココ・シャネル（シャネル創設者）は、
「全てを一人でこなすことのできるただ一人のクチュリエ」と評しています（クチュリエとは、フランス語で男性の裁断師の意）。
1950年代には、「チュニック」と言われるゆったりとしたシルエットのファッションを発表し、
ファッション界に新しい風を吹き込みました。
しかし、1960年代後半に「プレタポルテを始めるには年を取りすぎている」、
との言葉を残し（プレタポルテとは、フランス語で既製服の意）、
バレンシアガ（BALENCIAGA)のファッション事業を閉鎖してしまいます。
そして、1972年にクリストバル・バレンシアガはこの世を去ります。
その後、バレンシアガブランドは別の人によって香水ブランドとして継続されました。
そして2000年に入り、バレンシアガ（BALENCIAGA)はあの「グッチ」グループのデザイナにより再建され、
バレンシアガ伝統のスタイルを継承した斬新なデザインのファッションを発評し、
ミラノコレクション、パリコレクションで新作が発評される一流ファッションブランドの地位を確立しています。
洋服を始め、バッグ、財布など、人気のあるブランドとなっております。
尚、現在はグッチグループの傘下に入っております。
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